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歯科レントゲン 放射線量の基礎知識 歯科でのレントゲン撮影を心配されている患者様へ 311大震災で福島第一原子発電所の爆発事故で、放射能漏れが懸念されています。 患者様の中には、医療で使用するレントゲン撮影の被爆量を心配される方も多いかと思います。 みずき野歯科医院では、日頃より不必要なレントゲン撮影は行わないよう心がけておりますが、 より良い治療のため、患者様には以下の内容をお読みになり、ご理解いただけますようお願い申し上げます。 歯科レントゲンの放射線量 (歯科医院でのレントゲン撮影の安全性は高い) ☆ 「 歯科医院で撮るレントゲンって安全なの?」 歯科医院で撮影する小さなレントゲン写真の放射線量は、大きいレントゲン写真も小さいレントゲン写真も、線量は変わりありません。しかもその線量は、集団検診で撮影する胃のレントゲン写真1枚(約4 .1mSv)のおよそ100〜400分の1、自然界から1年間に受ける放射線のおよそ40〜100分の1程度です。
口内法(小さなレントゲン写真)0.01-0.03mSv パノラマ(大きなレントゲン写真)0.02-0.03mSv 大きなレントゲン写真1枚撮るのと、小さなレントゲン写真1枚撮るのと線量と変わりません。
このことから、歯科医院で撮影するレントゲン写真の安全性は高いといえます。 パノラマ撮影法は口内法とほぼ同量の線量で多くの情報を得ることができます。
☆ レントゲン写真を撮影時の防護エプロンは、どのような効果があるのでしょうか?
レントゲン写真を撮影する時に用いる防護エプロンには鉛が入っています。 防護エプロン以外にも、レントゲン室の壁やドアの中には鉛が使用されており、外部に放射線が漏れないように設計されています。
放射線技師会雑誌No47 10号より
妊娠初期を含めた全期間を通じて、歯科医院で撮影するレントゲン写真は安全と考えて差し支えありません。 ☆ 日本人が1年間に受ける放射線量(平均値)
1年間に受ける放射線は、日本では年間1.1mSv※1です。日本国内でも、住む場所によって年間0.3mSv前後違います。花崗岩(かこうがん、ウランやトリウムなどの放射性物質を多く含む)を含んだ地層が多い西日本のほうが、放射線量が多い傾向にあります。花崗岩の敷石の道路の両側に立派なビルの立ち並ぶ銀座通りは、海上に比べてガンマ線が4倍も多くなっています。
ラジウム温泉、ラドン温泉がこれにあたります。ラジウム温泉、ラドン温泉は、有馬温泉(兵庫)、 三朝温泉(鳥取)、増富温泉(山梨)、玉川温泉(秋田県) など日本各地にあります。
大きな量を表す単位なので、通常Sv(シーベルト)の1000分の1のmSvが使われています。
※μSv(マイクロシーベルト)とはmSv(ミリシーベルト)の1000分の一の値。1mSvは1000μSvとなります。 ○ ミニインプラント義歯 |