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歯は健康の原点

歯は健康の原点

(談話室 花みずき 於郷州公民館集会室  2008217日の集約)

 

口は臓器のひとつ

(消化器への入り口)

  

    口腔は口唇、歯、舌、口腔粘膜、唾液腺、

   顎関節等の組織や、入れ歯、インプラント 

   各種の補綴物が含めています。

 

 予防歯科、歯周病科、歯内療法科、小児歯科、歯冠修復科、欠損補綴科、

 インプラント、審美歯科、矯正歯科、咬合顎関節科、放射線科、口腔外科、

 その他

 

 新しい時代の歯科医療の発想

             口腔内科 

  歯科   口腔科   

             口腔外科

 

  ・歯周病が前糖尿病状態の進行に関与。

  ・歯周病治療が早期出生低体重児のリスクを軽減する。

  ・心疾患患者の歯科観血治療に抗菌剤の前投与が必要、感染性心内膜炎予防、

   歯性上顎洞炎、脳炎、胃腸炎(口腔内常在菌が関与)

 

 

 

  歯は健康の入り口

 

   ・歯の健康のためには、歯が悪くならないように平素から予防に心がけるとともに、歯の役割に

      ついて正しい知識をもつ必要があります。

   ・歯の役割で最大の機能は、物を噛むという行為です。前歯の上下の噛み合わせで食物を噛み切  

   り、奥歯の上下運動で臼のようにすり潰します。よく噛むことによって、私達は楽しい食生活を   

   送ることができます。

   ・また、ものをよく噛むという行為は、消化吸収がよくなることの第一歩ですから、胃や腸のはた 

   らきはもちろん、心臓や腎臓など全身の臓器の健康にとっても大きな影響を持っています。

   ・ところが、現代の多くの家庭では、何事も、とかく手抜きになって、食事も加工ずみのものばか  

        り食べたり、せかせかして生活にゆとりがありません。

   ・特に最近は、食品のソフト化が進んで、歯で堅いものを噛んだり、くだいたりすることが少なく

        なっています。これはクルマ社会になって、足を使わなくなり、下半身の衰えた人が多くなった

        のと同じ現象で、人間も動物であることを再認識しなくてはいけません。

   ・次に、健康な歯と歯並びは、私達の顔の形を整えるうえで、重要な役割を持っています。

        つまり、噛む刺激と運動によって、幼児から青年にかけ、顔の形が整ってくるのです。

   ・このように、幼児期から成人へと、だんだん顔の形が変化するのは、ものを噛むことによって、

         顎が発達するからで、歯や歯並びが悪いと、顔の形がゆがんでみえたりします。

 

    

 

いつまでも若々しく健康でありたい

-これが私達万人の願いです-

 

日本は世界一の長寿国となりました。ところが歯の寿命の方は、生活環境がよくなっているにもかかわらず、それほど長くなっていません。急速な高齢化社会を迎えているというのに、食べる楽しみがそこなわれることは、まことに残念です。

歯を失う原因の大部分は、虫歯と、歯周疾患の症状の一つである歯周病で、この二つで歯の疾患の約
87%を占めています。特に成人にとって恐ろしいのは歯周疾患で、音もなく忍びよってくることから、無症状症(Silent disease )といわれています。

これは、歯周病や歯肉炎など、歯のまわりの病気にかかっている状況を図に示したものです。ごらんのように
20代から歯周疾患の人が増えて、50代でピークに達し、70%近い罹患率となっています。歯には、人体に備わっている自然治癒力とか再生能がありませんから、悪くなってしまうともう手遅れです。

 

歯の疾患の50%を占める歯周疾患も、虫歯同様、主にプラークとそれが硬くなってできる歯石が原因です。これを放っておくと、歯ぐきが赤く腫れ上がり、口臭もひどく、血や膿を出します。そして歯と歯ぐきの間の結びつきがはがれ、深いポケットのような溝がその間にできます。さらに、そこにプラークや歯石がついて、ますます悪化し、ついに歯ぐきはもちろん、歯を支えている骨まで溶かし、歯がぐらぐらになって抜け落ちてしまうのです 。

 

歯の健康を保つために、私達はどんな心構えが必要でしょうか。それはちょうど成人病予防における、ライフスタイルの変革とよく似ています。歯の疾患は暮らしの中に問題点がひそんでいるのです。日常の規則正しい生活−−特に栄養のバランスのとれた食事をし、食後のうがいや歯磨きを必ず実行しましょう。そして定期検診を受け、悪いところを発見したら、すぐ治すようにしましょう。

食事は、ゆっくりくつろいで、よく噛み、お話をしながら、豊かな気持ちで食べましょう。ゆとりのない生活習慣は改めるべきですね。

また、歯の健康のためには、食事のとき、柔らかい物から堅い物へと食べていくことが、望ましいのです。特に、食後にりんごなど堅い物を食べると、歯の運動にもなり、自然に掃除ができて、歯のためにたいへん好都合です。

そして、物を食べたらまず、ぶくぶく嗽いをする習慣をつけましょう。このようにお茶でぶくぶくするだけでも、歯を清潔にするうえでは、効果があります。
しかし、虫歯や歯周疾患の予防には食後に歯を磨くことが大事です。ただし、 ”ただ磨いている”のではダメで、”磨けている”状態にしなければなりません。
 

 

要するに歯は、自分に合ったやり方で、隅から隅まで磨き残しのないように丁寧に磨き、物を食べたらすぐ磨く習慣をつけたいものです。どんなに忙しくても、朝晩二回、特に夜は、家族ぐるみ時間をかけて磨いて下さい。

また、ある程度注意していても,歯が悪くなってしまったら、すぐに治療を受けましょう。口の中は鏡で見えますから、様子がおかしいと思ったら、すぐに治療を受けることです。もう少し早い時期に診てもらっていたら、歯を全部抜かなくてもよかったのに、ということがありますから、注意して下さい。

歯が抜けてしまうと、そのままでは噛む力が弱くなって、胃腸障害などを起こしますから、義歯を入れることになります。義歯の手入れも毎日忘れずに行いましょう。

虫歯や歯周疾患などの歯の疾患があると、細菌の毒素が全身にまわり、いろいろな病気を引き起こす恐れもあります。関節炎、心内膜炎、腎炎、頭痛、肩こりなどの症状があったら、歯との関係も調べて、治療してもらえばよくなる場合もあるのです。

?心臓病の悪化リスクを高める

?糖尿病は歯周疾患の病状を確実に悪化させる
?閉経後の方骨折と歯周病に要注意
?高齢者の口の中を清潔に保つことが肺炎を防ぐ

 

 噛むことの大切さはだれでも知っている

 咀嚼には、脳の発達を促したり肥満の予防につながるなどの効用がある。

 そればかりではない。高齢社会で問題になるぼけや寝たきりの防止に、かむという行為が密接に関係しているともいわれる。

 健康であるためには何よりも歯の健康が欠かせない。歯に対する健康意識は次第に高まっているが、からだの健診は受けても歯の健康チェックまで受けている人は少ないのが現実。

 

歯の噛み合わせが悪くなると

 

  @食べにくくなる
 Aことばがはっきりしなくなる
 Bむし歯や歯周病になりやすくなる
 C顎の発育が悪くなる
 D顎関節症になりやすい
 E姿勢が悪くなる
 F聴力が低くなる
 G食いしばりや歯ぎしりを起こし,

   睡眠に も影響することにつながります。

 

 噛む事の大切さとは

 

  @食べ物本来の味がわかり,おいしく味わえる
 A口や顎,顔の発育を促進する
 B唾液の分泌を促進する
 C胃腸の働きを促進する
 D栄養素の吸収を助ける
 E肥満を抑制する
 F脳の血流を促進する
 G歯,歯ぐき,歯の周りの骨を強くして,これ

   らに関わる病気を予防する
 H食物中の発がん物質の発がん性を弱める
 I全身の運動能力を向上させる
 J骨粗鬆症を予防する
 K
QOL(生活の質)を向上させることなどです。


 

 「食べる」ことは,私たちのからだと心の健康を維持するために大切なことであり,人としての尊厳を保ち,「健康長寿」につながります。歳をとって体力が落ち,動くことが不自由になっても,好きなものをおいしく食べ,家族と楽しく語ることができる,そんな老後を誰しも願っているのではないでしょうか。この「食べる」ことに必要なことは,「噛む(咀嚼する)」ことです。

 

 そこで,すべての世代の方に「噛む(咀嚼する)こと」,「食べること」の大切さとその礎(いしずえ)になる健全な「歯の咬み合わせ」が必要なことを理解していただき,その上で,我が国の食文化を守り「噛んで食べる」ことが,生涯にわたって健康を守る基本となることを理解していただきたいのです。お年寄りの方々の生きがいを高めることは寝たきり予防や介護度の悪化を防ぐことにつながります。
 

 

 早期発見、早期治療ほかの成人病と同じく、歯の健康にとってもこれは鉄則です。従って、症状の発見が遅れて、手遅れにならないように、各人があらかじめ歯の検査日を決めておくぐらいの心がけが必要です。最近は、誕生日に歯の健康診断を受けるという人達も増えてきました。
 

 

歯は健康の原点


今やわが国の人口構成は、世界に類を見ない程の速さで高齢化社会に向かっています。長寿が喜ばしいといわれる条件は、一人一人が心身ともに健康であることです。

そのためには、日常の生活習慣を、歯の健康にとってもよい方向に変え、健やかな老後を送りたいものです。

 

 

 

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