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木材と塗装について

当工房で使用している木材と塗装の方法についてご紹介します。

使用している木材

家具類

メインで使用:パイン集成材(F☆☆☆☆)(節なし)

そりやゆがみがでにくいため、安心して長い間お使い頂けます。
板厚は19mm厚が基本です。ダイニングテーブル等には30mm厚を使用し重量感を与えています。

※パイン材…アメリカ松で、適度に軟らかく加工し易い。
※集成材…切り出しの一枚板ではなく、集成加工をした加工材。節ありと節なしがあり、当工房では一般的に好まれる節なしを使用。

角材:38mm×89mm(ツーバイフォー材)のスプルス材(F☆☆☆☆)

大型家具やテレビ台は、角材で枠組みをして組み立てています。

引出し:桐の集成材(F☆☆☆☆)

桐は湿気を吸収する特徴を持っているので、昔から引出しに用いられています。
その効果を活かすために桐材の部分だけは塗装していません。

内部の棚・仕切り板・裏板等、外部から直接見えない部分:ラワン合板(F☆☆☆☆)

見えないところには合板を使用してコストダウンを計り、低価格を実現しております。
基本的に18mm厚のものを使用し、強度的には全く問題ありません。
外観の見た目にそれ程こだわらなければ、パイン材に比べて非常に低価格におさえることができます。

雑貨

大物雑貨や強度を必要とするもの(飾り棚や傘立て等):パイン集成材
小物雑貨:シナ合板(F☆☆☆☆)
外部から直接見えない部分:ラワン合板(F☆☆☆☆)(家具と同様)

※シナ合板…表面が非常に奇麗に仕上げられた合板。塗装した後も板目が美しく出る。

塗装について

ステイン(F☆☆☆☆)にて着色→ウレタンニス(F☆☆☆)で仕上げ

ステインの着色

色々な色を出せますが、基本はメープル、オーク、ウォールナットの3色で、いずれの色でも木目は奇麗に出ます。

KC-3のFAX台
メープル
明るい飴色
KC-1の電話台
オーク
メープルより茶色を強くした飴色
KC-2の電話台
ウォールナット
濃い茶色(こげ茶色)

スタンダードな色はメープルとオークで、時間が経つと深い飴色になってきます。時間とともに風格が出てくる感じです。

ウレタンニス仕上げ

一般的な市販の家具と同じ仕上げです。ウレタンニスは木材の上にニスの皮膜を作って木材を保護します。水などがかっても大丈夫です。

艶ありと艶なし

ニスには艶ありと艶なしがあります。HPの写真に載っているものは全て艶ありです。艶なしも対応可能です。

植物性オイル仕上げ

最近話題の塗料です。人と環境にやさしい塗装といったところです。
ウレタンニスは有機溶剤ですから体質的にあわない方もおられます。
植物性オイルは文字どおり天然植物を原料としてますから、有害物質を出すことはありません。

植物性オイルの問題点
 1 メンテナンスが必要

木材の上にオイルを塗って染み込ませ、オイル膜を形成して保護する形ですから、ウレタンニスのように強力な皮膜を作ることはなく、保護する力がニスに比べて弱くなります。
そのため、水がかかった場合等速やかに拭き取らないと跡が残ることがあります。
また、オイルも経時的に薄くなっていきますので、年に1〜2回植物性オイルを塗ってオイル膜を作って保護しなければいけません。

 2 コストが高い

原料が天然植物性ですので、原料が高く、その分高価格となります。

植物性オイル仕上げも承っておりますが、上記2点についてお客様のご了解が必要となります。


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